お天気についてのさまざなこと

体調 先週に引き続き今週も週の前半が雨模様。3日連続でどんよりとした天気が続くと気持ちも体も低調気味。かくして日記の更新間隔も長くなってしまう。天気、とりわけ気圧と体調の関係などのメカニズムは詳しくわかっていないらしいが、僕の場合は特に頭痛がおきやすくなったり胸が悪くなったりしやすくなる。特に雨の日車に乗せられる事態は拷問に匹敵する。雨の降っている間はハッキりと熱でも出して布団の中に納まっているのがナカナカメズラシ。


この時期の天気 前述のごとく春は3〜4日周期で天気が変わる。これはこの時期、日本の南西にできる空気のかたまり(揚子江気団・気圧が高く気温や湿度などの性質が広い範囲にわたって一定)が発達し、その一部がちぎれて移動してきたかたまり(移動性高気圧)と日本の西側でできた低気圧が交互に日本付近を通過することによる。いっぽう冬と夏は停滞性の高気圧(冬:シベリヤ高気圧/夏:太平洋高気圧)の影響で天気が安定している(特に関東地方では天気が良いほうに安定している)。僕のノートを参照すると(天気マニアかよ)1〜3月まではあっ晴れ率(あぁ今日は一日中いい天気だったなぁと思う率)は.666。これに対して4月のあっ晴れ率は.458まで悪化し、不安定な様子を示している。


宝物 朝日新聞の天気欄では全国およそ25個所の地点の予報を3時間ごとに区切って記号で表している。南北東西に長い日本列島ではこのすべての欄が晴れマークになることはほとんど無いのであるが、たった一度だけ1999年の4月30日に存在しました。このときの新聞の切り抜きを未だ大切に持っています(だから天気マニアかよ!)一緒にWeb上で探し当てた当日の天気図もつけました。移動性高気圧にすっぽりと日本が覆われている様がわかります。よく見ると高気圧が2つありますね。


お天気おねえさん 最近は可愛らしいお天気おねえさんがいっぱい登場しておりますがその中でも朝ズバッ!のネモト君(みのさんはこう呼ぶ)が好きだ。朝のテレビにふさわしいマイルドな顔立ちと達者な語り。そこにはほかのコとちがうんだぞというプライドがひしひしと感じられます。元アナウンサー出身だけあります。


気象用語 毎日聞いてるのだけれども考えてみるとよくわからない気象用語。一番感じるのが南よりの風の"より"。おおざっぱに言えば南よりの風は南からふく風のことなのだが語感から受けるニュアンス(アクセント)だと南"寄り(to)"の風となり、北から南に吹く風のようにとってしまう人が半数近くいるのではないかと思う。この"より"が"寄り"でないとすると"から"の意味(from)であると推測されるのだが、その場合は混同をさけて"南からの風"と用語は訂正されるべきだと思われる。そこで気象庁の天気用語を調べてみる。


・おおよそ南から吹く風は南の風と呼ぶ
・南よりの風の定義は、風向が(南)を中心に(南東)から(南西)の範囲でばらついている風

このことから、南よりの風と南から吹く風の意味が異なることがわかる。では、とすると、・・・?広い範囲の方向から吹くのだけれどもだいたいその方向が南に偏ってるよということで南偏り?でも偏りってよりって読まないよね。で、自分なりに考え付いた結論は、天気の世界では方向を表す際には常に基点の方角で表すことになっていてその前提においては南寄りの風って表現が成り立つのかな、と。いずれにしてもわかりづらい言葉です。


明日からは晴れが続きそうです。