伊坂幸太郎さま

わたしは勝手に彼のことを「文壇のクドカン」と名づけています。なんとなくだけれど。失礼かしら。最近彼の作品を続けて何作か読みました。「グラスホッパー」、「陽気なギャングが地球を回す」、「重力ピエロ」、そして「死神の精度」です。同じクラスの三吉くんも読んでいるらしく、文芸通の彼はこの中だと「重力ピエロ」が秀逸だねと言っていました。私は「陽気な〜」が一番すきです。彼の作品には人間ばなれした（中にはホントに人間ではないヒトもでてきます。）才能を持っている人物が多く登場してきますがこのお話にも「うそを見抜く達人」「スリの天才」「演説の達人」「時間を読む女」がでてきます。なかでも「演説の達人」さんはお仕事（銀行強盗）の最中に（それが仕事にとってプラスなのかどうかはわかりませんが。）とってもすばらしい「演説」を披露します。記憶の話とか。ウフフ。なんとなく「クドカン」。
　3組はなこ