小雨工房にて(2017.05)

3時間電車に揺られ10年ぶりに小雨工房へここの主がイタリアのアルベロベロとかいう町から帰ってきた日本へ戻ってきたのは6年と2ヶ月ぶりらしい彼女は今でも"テガミスト"と称し世界中をまたにかけて活躍しているちょっと太ったかな?なんでも今回イタリア中のありとあらゆる草木を食べ歩いたとかワイルドな話である草でこんなに太れるのかな?工房の中へ入っていくと壁がなくなっていたとういか一面ハガキに多いつくされているなんでも彼女が外国から毎日自分宛に出したハガキとか一枚手にとって見るサクラクレパスで描かれたスケッチとそのスキマを埋めつくす文字昔から流暢な彼女の文字はさらに磨きがかかってときどき判別不能な一本の線になっているこの膨大な量のハガキは地元の郵便局員の新入社員の手によって毎日壁に貼られているとういう話だ彼女は風邪をひいていた10年前に訪れたときも確かそうだった薬代わりにヨモギを煎じて飲んでいるごめん今日もいっしょに歌えないののどこんな調子だからだからかわりにトミスラブがうたうよ彼日本好きが高じて帰化したのそう日本人なの今部屋の奥から彼が姿を現すひさしぶりでござるなんて侍言葉を使う彼ももう40半ばおなか出ているきっとコーラの飲み過ぎだ片隅にタルホあいかわらず腹をすかせているみたいだおれの持ってきたかみぶくろさぐっているちょっとそれはただのすりこぎ噛むんじゃない4人でちかくの川に行くあぁあのころとかわっていないただぼうぼうとした草むらと一本の道あのときとった写真の絵が目に浮かぶ偶然とれた一枚。


ギターをもったぼくは歌い始めたでもあのころからちっとも上達していない東側で彼女とタルホは水遊びトミスラブはそれをみてクレイジーと漏らすそして西側には夕日。