VIVA!築地2007

今年のサイクリング企画第2弾は「築地」。ここを選んだ動機は
1.学生時代バイトで築地の駅を利用していたにもかかわらず市場の存在さえ知らなかったことが悔やまれるから。
2.往復でちょうど100kmと一日で走行可能な距離であるから。
3.テレビの影響。特に勝俣あたりが美味しそうに語るのがすごく羨ましかったので。


走行コース(合計約100km)
行き:246号線 帰り:15号線→横浜より16号線→鶴ヶ峰より厚木街道


朝5時にスタート。普通の人は判らないと思うがもう既に明るい。今日は快晴。風もない。最高のコンディション。さすがにGWだけあって道はすいている。246はアップダウンの多い道路だ。東急線の駅から次の駅にいくまでに一山登って下る。朝からけっこう汗をかく。でもバイバスが多いので下の道がその分すいて走りやすい。助かる。7時にはニコタマ通過。7時半にはシブヤに入る。山手線内はそれこそガラガラ。霞ヶ関の官庁街はひとっこ一人いない。まぁ時間も時間だしね。


さて築地に着いた。まだ8時過ぎというのになんだこの賑わいは。地下鉄の駅からゾロゾロ観光客が湧き出してくる。こんなに人気なんだ築地は。どんだけ!(注)
(注)どんだけ。なんか2丁目界隈で頻繁に使われているらしき感嘆語で、おどろいたとき、突っ込みを入れるとき、ちょっと不満な時などいろいろな場面でそれこそオカマいなく使えるフレーズ。おもしろくって最近多用してる。



特に外国人の方が目立っていました。



朝なのに(朝だから)この行列!新大橋通りに面してる店は概ねこのような状態


築地は場外エリアと場内エリアがあってどちらにも観光客は群がっているのだが、特に場内はひっきりなしにカート車、バイク、トラックが行き交う。そこには交通規則など存在せず、ちょっと気をゆるすとひとたまりもない。客にぶつかっても「チッ」と舌打ちするだけで謝りもしない真剣勝負(?)のオトコ達の仕事場なのだ。


さて、どこもかしこも行列なので半ばツキジデメシをあきらめていたのだが、ちょうど歩いていたとおりに開店していない寿司屋があってそこに4〜5人の列ができていた。チャンスと思って並んだらすぐに開店時間になり席をなんなくゲット。50kmの旅の果てに美味しいお寿司にめぐり会えました。ぼくがでるころには、ほらもうこんなに行列が・・・


メシ食って当初の目標は果たし終わったのだが、まだ午前10時過ぎ。もう一箇所立ち寄ることにする。モチベーションはやはり食。日暮里にある佃煮屋と酒屋。ここへは北海道に行く際に必ずここで買い物をする。



昭和通りを上野方面へ向かう。と、歩道に目をやると自転車と歩行者を分ける標識がこんなの見たの初めて。さすが東京。関心関心。でも守ってる人おらんぞ。オイ



日暮里にあるお寺さんでの鯉のぼり。立派、立派。そういえばこどもの日かぁ・・。



これぞ店主も大絶賛の幻の銘酒「天明」。一本はSatokicaのとこへの手土産用。


帰りは向かい風と疲れを考慮に入れて12時に南下を始める。向かい風のせいかどうもスピードが乗らない。酒を2本も買ってしまったためにかばんが思い。暑い。自転車に乗り始めて以来はじめて「つらい」と感じた。やっぱり年齢には勝てないのかと。一日に100kmは無理なのかと。泣きそうになりながらそれでも2時間かけて川崎までたどり着いた。ふと風がやみ車どおりが途絶えて静かになった時前輪から擦れる音がする。なんとブレーキのパーツが1本外れていて、前ブレーキが半ブレーキ状態(大げさか?3割ブレーキ状態?)になっている。そういえば谷中で歩道を降りる時に衝撃があった。つまり谷中から川崎まで20kmもこの状態で走っていたわけだ。なんともまぁお粗末な事態でありまして。・・・・でもおれの脚すげぇと正直思いました。で、留め金を直して軽快な走りに戻ったわけなんですが、それまでの疲労の蓄積があまりにも大きく何度も休憩しながら午後5時にようやく家にたどり着く。帰りはまるまる5時間。とっても試練な旅でした。