夜は短し歩けよ乙女

Prijateljstvo2009-04-03


「先輩」はさいしょっから「黒髪の乙女」にもっと積極的にアタックしてれば良いと思いました。そうすればあんなに大変な苦労をしてなかったと思います。大人の人たちはきっとその苦労がたいせつなんだとかいうに決まってるけど私にはまだわかりません。「先輩は」いつも「黒髪の乙女」を追っかけています。でもストーカーじゃないみたい。夜の先斗町ではなぞの酒飲みにズボンをぬがされたり(まぁエッチ!)空からふってきた魚を顔面にくらたっり、また、鴨川神社の古本市では、「火鍋(ひなべ)…からくって熱い」にくるしみ、学園祭では、これが私一番すきなお話だったんだけど、校舎の屋上から落ちたおかげでゲリラ演劇「偏屈王」の主役の座をいとめて「乙女」扮する「ダルマ」と熱愛シーンを演じることができました。こんな劇的な出会いがあったのに「先輩」はまだアタックできないままです。あぁ「乙女」も少しは「先輩」の気持ちをわかってあげればいいのになぁと思いました。最後のお話はハッピーエンドになりますがこれは読んでください。私としてはめずらしく二回も読んだものだからお風呂の蒸気にさらされて本は見るも無残な姿になっています。さいごにこの本の中で気に入ったことばを書きます。「諸君!異論があるか!あればことごとく却下だ!」「恥を知れ!しかるのち死ね!」 (3組 はなこ)